松田 章寛

1日目 大阪

まずは旅館に集合して、その後道頓堀を歩いた。
かに道楽やグリコの看板などテレビでよく見るものをみることができた。
お昼ご飯はたこ焼きを食べた。さすが本場、とてもおいしかった。

国立国際美術館
・芋束−断面の世代
 家具が飛んできてどんどん部屋に収まってゆくような映像や、
団地の中を覗いている感じで横に動いたり縦に動いたりする映像を見た。
個人的にはそんなに飽きないで見ていたが、
パンフレットに書いてあるような内容やストーリーは感じることができなかった。
 「悪人」の絵が展示されているところは手足や髪の毛など体の一部がいろんなものとくっついていたり、
例えば手から人の体がはえていたりと自分ではなかなかグロテスクな印象を持ちつつ見学していた。
 その中での「油断髪」の映像はホラーな感じであった。
 その他の「ちぎれちぎれ」では人の体が切断されていく?様子が見られ、
「BLOW」も人の体一部や脳などの内臓が出てきて水に沈んでゆくみたいな映像を見たが、
どちらも何を表現しているのかはわからなかった。
 この展覧会を見て感じたことは、芸術は難しく、また不思議なもので、
あの映像や絵から作者の意志や作品の内容を感じ取ることのできる人はすごいと思った。

・横尾忠則全ポスター
 全体的に映画や舞台のポスターが多く、またすごく派手な色合いのポスターが多かった。
真剣に見ようとすると目がチカチカした。

フィールドワーク(新世界)
 通天閣下で解散するとすぐ近くの串カツ屋みたいなところで飲むことになった。
男子全員でお酒と串カツをいただいた。
りんごサワーとかあんまりおいしくなかったけど串カツはとってもおいしかった。
 その後解散し、各々フィールドワークに出かけた。
 まずは通天閣の反対側にあったジェットコースターのレールのようなものが気になったのでそっちに行ってみることに。
それはフェスティバルゲートという遊園地のものだったらしいがどうも今は経営していないようでシャッターが閉まっていた。
 その反対側にはスパワールドという温泉やらプールやらがあって楽しそうな施設があった。
温泉なら少しつかっていってもいいかなとか思ったが、
なんと3時間利用するだけで2,400円ということなのであきらめた。
しかしそこのプールにはデスループという物騒な名前のウォータースライダーがあり、それにはのってみたかった。
 新世界と言ってもそこまで広くはなくて、シャッターが閉まっている店も多く、少し寂れた感じであった。
 というわけで動物園の方にまで足をのばしてみたが、すでに閉館していた。
しかしながら帰ってくる途中で後ろから「七つの子」をオペラ調で歌いながら歩いてくる人がいたので、
おもしろかったので少し後をついて行った。
その人は「七つの子」を2番か3番くらいまで歌っていた。
その後は「翼をください」を歌いながら新世界方面に。
 新世界をぶらぶら歩いていたが、いきなり方向転換するとコインロッカーに荷物を預けた。
さらについて行くとそこは・・・ポルノ映画館であった・・・。なんかすいません・・・。
 その後通天閣に上り帰りはなんと歩いて帰ることに。・・・いやーしんどかった。
旅館に着いたあと晩ご飯を食べに出かけた。みやもとむなしの玉子丼・・・安くておいしかったです・・・。

2日目 京都

・京都国際マンガミュージアム
 廃校になった小学校を改装してつくられていて、とても斬新な感じだった。
中に入ると日本の有名な漫画の海外で翻訳されたバージョンとか、その他多くの漫画が展示されていて、
それらを眺めるだけではなく実際に読むことができるということがよかったと思う。
2Fのメイン展示室では漫画を書くときの技法や、漫画家の収入についてなど、
その他にも漫画に関する様々な知識を得ることができるようになっていておもしろかった。
 フィギュア展では昔の埴輪?的なものから、ウルトラマン、ゴジラ、
エヴァンゲリオン、セーラームーンなど様々なものが見られて非常に興味深かった。
もっと大きくてもいいくらいであった。

・京都国立近代美術館
 この美術館は実際に体験できるものが多いというのがよかった。
例えば最初にやった水遊び。
乾いたアスファルトに水をかけることで水がかかった部分が反射して平安神宮の鳥居が地面に映るというのは発想がよかったと思う。
 中に入っても、自分は聞こえなかったが、木の声を聞くことができるようになっていたり、
アスレチックみたいな感じで木の板でできた造形を上ったり、
回っている円卓の上にのってなぜかついているドアをくぐってみたりと不思議なものも多かったが、
体験できることは興味につながるということを感じた。

・フィールドワーク
 解散後とりあえず気になった本能寺に向かうことにした。
せっかく行ったのになんと入ることができず・・・すでに終わっていたらしい・・・。
その後寺町京極商店街や新京極商店街を歩いてみることに。
前日の新世界とは違い賑わっている様子だった。
 商店街を外れて歩いているとなんと高校生の時の修学旅行で泊まった旅館を発見。
懐かしくてその旅館を撮っていると外国人の旅行者らしき人に声をかけられ、
この辺で安く泊まれるホテルみたいなところない?みたいなことを聞かれたので、
sorry, I don't know because I'm a traveler too.みたいなカタコトの英語でわからないことを伝えると、
ああ、やっぱりね、みたいな顔して立ち去っていった。
 その後は京都市役所に行った。ここも修学旅行にきていたときに、
毎朝6時に起きて朝連とか言ってここでパス練やフットワークをやった思い出の場所である。
そんな思い出に浸りながら市役所を撮影。日が暮れて明かりがつくとなんかでかいロボットみたいだった。
 その後フィールドワークっぽく調査をすることに。
テーマは「淀川の川沿いにはどれくらいカップルがいるか」。
御池通の橋から四条通の橋までの間の川沿いを歩いて調べたところ、2人組で歩いていてすれ違った、
もしくは座って川を眺めている人たちのうち52組中37組が男女のカップルらしきペアだった。
 また上の結果が出たのと反対側の川沿いも調べたがこちらにはカップルらしきペアは2組しかいなかった。
 なぜここまで数が違うのか理由を考えてみると
 @2組しか見られなかった方の岸は道路が舗装されており、ジョギングしている人や自転車の人が多く通るため
 A木や草が多くたぶん虫がたくさんいるため
 B川縁が結構急な勾配になっているため
などが挙げられると思う。

京都市役所(上のほう顔っぽく見えません?)    淀川

3日目 神戸

・手塚治虫記念館
 ジャングル大帝の展示が興味深かった。
また年表から手塚治虫は頭がいい人間であったことが初めてわかった。
あとは地下の触れるはずなのに触れない映像?みたいのがおもしろかった。

・宝塚
 プチミュージアムはプチのわりになかなかおもしろかった。
ブラジルのカーニバルみたいな羽を着させてもらえるのもよかったし、
「馬鹿」の布もよかった。昼食のかに玉がなかなかにおいしかった。
 馬鹿?

・神戸ファッション美術館
 入る前はあまり興味のない分野だったのでおもしろくないだろうと思ったけど、
入ってみるとそれはもうおもしろい衣装が並んでいた。
特に印象的だったのは仮面ライダーのスーツみたいな衣装である。
真っ赤な上にとても角張っていてとてもじゃないけど着るのは無理だなと思った。
また後半には生地を触れるというコーナーもあったが手袋を付けなくては触れなかったため、結局よくわからなかった。
でも全体的におもしろかった。

・フィールドワーク
解散後、駅近くのラーメン屋さんでつけ麺を頼んだ。
スープが選べてあっさり和風かこってり系の2択であっさり和風スープに。
しかしながらなんとなく冷やし中華を食べている感じになってしまいちょっと残念だった。
 その後、海と夜景が見られると思い、メリケンパークへ行くことにした。
途中で中華街を通った。横浜にあるのとだいたい感じは似ているが、
こちらの方が歩きながら食べることのできる商品が多かった気がする。
横浜では主に中華まんとか栗あたりが主なところであるが、
神戸の中華街はそれに加え唐揚げやら貝を焼いたのやら中華あんまり関係ないものも売っていたがよかったと思う。
 方向音痴な自分としてはよく一人でたどり着けたと思うが、6時過ぎにメリケンパークに到着。
ここではまず高さが22bもあるという鮭のオブジェが。
最初はクジラかと思った。ほんとうにでかい。
 その他にもメリケンパークには多くのものがあった。
サンダーバードに出てきそうなカッコいい感じの貨物船や推進船の模型、
コロンブスの頃の帆船を復元したものらしい15世紀頃の船の模型、
奇妙な形をした鈴の塔などなどおもしろいものが目白押しだった。
 その他にも桟橋からは光っている観覧車が見えたりとここも横浜っぽい感じが。
 その後神戸ポートタワーに上り、神戸の夜景を見ることに。はい。とってもきれいでしたよ。
夜旅館に帰ってからの打ち上げの飲みとその後の大富豪、楽しかった・・・。

鮭のオブジェ「フィッシュ・ダンス」 電磁推進船「ヤマト1」
夜景1
夜景2

4日目 大阪

・上方演芸資料館
 なんばグランド花月を見ることができたが、できることなら実際に入ってみたかった。
資料館ではなんかクオリティーの低い3Dの映像を見たり、資料館を回りながら解くクイズみたいのをやった。
クイズは先生が持っていたのを譲っていただいたので正解した賞品は先生にわたした。
なんか動物かなんかのシールだった。お子さんにでもあげてくれればいいです。
 あとはお好み焼き味のラムネはなかなかにひどかった。
せんだいのお土産で買った牛タンドロップと同じかんじ。ホントにひどかった。

昼ご飯のお好み焼きはとても安い上においしくて言うことなしだった。

今回のゼミ旅行は毎日なかなかハードなスケジュールできついところもあったが、
全体的にはどこも楽しかったし、とても充実していたと思う。
自分としては特にフィールドワークが楽しかった。
自分が知らない土地を歩いてみて、様々な発見や、興味のわくものに出会うことができてよかった。

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